絆 介護支援センター
開所によせて
介護支援センター長 中村悦子
あらゆる方を受け入れ、利用者も支援者も笑顔で過ごし続けられる居場所をつくる
地域福祉サポート笛吹は、2009年(平成21年)4月に岡の家、2012年(平成24年)9月には花鳥の家という指定通所介護事業所を開設し、地域福祉のために活動を続けてまいりました。しかしながら、昨今の介護事業の複雑化の流れにおいて、個々の事業所で提供できるサービスに限界を感じ始めていました。そこで2017年4月に花鳥の家の施設を増築し、両事業所の人員と機能を1か所に集め、絆 介護支援センターとして新たなスタートを切ることになりました。
両事業所の職員それぞれが持つ知識や経験を共有し、そのすべてを支援や介護を必要とする方々のために最大限に活用する–「協働」というキーワードのもと、職員一同の総力を結集して職務に取り組んでいまいります。そしてまた特定非営利活動法人の社会的責任として、職員のみならずご利用者様、ご家族様、地域の皆様と一丸となって地域福祉に貢献するための「協働」としてのサービスの在り方を模索していきます。
「絆のサービスがあるから家で看続けられる。これからもがんばるよ。」
あるご家族様にかけていただいたこの言葉は今でも私の何よりの誇り、そして支えとして強く心に刻まれています。すべてのご家族様にこう思っていただくこと、それが私の理想であり信念です。
「介護や支援が必要なあらゆる方を受け入れる」
「利用者も支援者も関わるすべての方が笑顔で過ごし続けられる居場所をつくりあげる」
これらの方針の下、重症化が進み他の施設では受け入れを拒否されるような方であっても可能な限り受け入れることができるよう手を尽くし、すべての方が笑顔でいられる居場所となるよう努力を惜しまず、慣れ親しんだ地域の中で最期まで暮らし続けるための支援を全力で行うことをお約束します。